紡績、皮革製品の輸出は欧州連合で制限されます。PFOS指令

先日、省品質監督局は緊急リスク警告を出しました。EUの『全フッ素オクタンスルホン酸の販売及び使用制限に関する指令』（PFOS指令と略称します）は2008年6月27日に正式に発効します。

指令によると、EU市場で販売されている製品の中のPFOS（全フッ素オクタンスルホン酸）の含有量は総品質の0.005%を超えてはいけないということです。

これはEUが正式にPFOSの商品使用を全面的に禁止したことを示しています。まず影響を受けたのは紡織、皮革生産の輸出企業です。

省品質監督局の関係者によると、PFOSは特に紡績業の中で最も広く存在しています。プリントと整理が必要な織物は前処理を経て洗濯します。また、紫外線防止、抗菌などの機能性があれば、整理に使う補助剤もPFOSが含まれています。

紡績品、服装はわが省の主な輸出品の一つです。

税関の統計によると、2007年に私の省の織物、服装の輸出は24.3億ドルで、その中のEUに対する輸出は5.7億ドルで、前年より21.3%伸びました。

この指令の実施は直接に我が省の織物、皮革、製紙、包装、捺染補助剤、化粧品などの製品の輸出に影響します。

品質監督部門のサンプリング調査によると、わが省の多くの輸出企業はまだPFOSの指令が分かりません。自分の製品にPFOSの成分が含まれているかどうかさえ分かりません。

今回のEUのPFOS指令は範囲が非常に広いです。我が省の対外貿易に対する影響は以前の他のグリーン障壁や貿易摩擦よりはるかに大きくなります。緊急リスク警告を発表します。わが省の関連製品の輸出企業に早期に準備をしてもらう必要があります。

欧州連合のPFOS指令に対して、省品質監督局の関係専門家は、現在国際的に理想的な代替品がすでにありますが、中国国内ではまだEUのPFOS制御規格に完全に適合する紡績用補助剤を開発していません。

我が省の関連輸出企業はヨーロッパの輸入者と関係問題について交流し、代替製品の選択、試験と応用を強化して、指令実施による損失を減らすべきです。

資料

●PFOSは全フッ素オクスルホン酸と呼ばれ、織物や皮革製品の汚染防止処理剤の主な活性成分であり、民間や工業製品の生産分野に広く応用されています。現在最も劣化しにくい有機汚染物質で、高い生物蓄積性と多種の毒性を持っています。人体呼吸システムの問題だけでなく、新生児の死亡にもつながる可能性があり、グローバル汚染がますます注目されています。